あえて「期待を超える」ことはめざしません。
期待を超えるとか、100年早いわ。
自分とは違う世界の話ですが、“クリエイター”と言われる人から、しばしばこんな言葉を聞きます。
「クライアントの期待を超えるものをつくる」
熱いなぁ、すごい意気込みだなぁと感心する一方で、そんなこという前に、「まず一回でも期待に応えてから言えや!」と意地悪く思ってしまうこともよくあります。
この言葉に感じる違和感は、
- 仕事のゴールが「つくる」ことになっていること
- 期待を超えたいと思っているのは作り手側で、クライアントは求めていないこと
きっとこの2点です。
長年制作に携わりながら私が“クリエイター”にはなりきれない理由がそこにあるのかも知れませんが、自分はあえて「期待を超える」ことはめざしません。
粛々と期待に応えながら、コツコツと信頼を積み重ね、その結果として予想を超えた成果を生み出せたら最高にうれしい。
仕事は自分のココロを満たしたり、自分の成長のためにするものではなく、相手のありたい姿のために自分の力を尽くすこと。これが、ずーっと前から変わらない私の仕事に対するスタンスであり、生き方です。
