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「地域密着」の意味をはき違えていると一向に地域から受け入れられません。

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地域密着

究極の「地域密着」をめざそう

営業戦略として「地域密着」を掲げる企業はたくさんあります。業種はさまざまで美容室とか飲食店、工務店とかクリニック、治療院なども当てはまるでしょう。ところが、「地域密着」の方針を掲げていても、実際の活動が、結果的に「地域密着」とは真逆の方向で行われている例をたくさん目にします。

「地域密着」は「営業エリアを限定」することではない。

チラシやホームページで「地域密着企業です!」大々的に謳っている企業の人と話をしていると、「うちは地域密着ですから」と言いながら、その内容に疑問を感じることがよくあります。

その場合、以下のような文脈で「地域密着」という言葉が使われます。

  • うちは地域密着だからチラシは◎◎市内にしかまかなくていい
  • 隣の▲▲市からはほとんど客は来ないからうちは◎◎市の地域密着でいく
  • ◎◎市の客は近くてフォローしやすいから囲い込め

要するに、単に営業エリアを限定しているだけなのです。地域に密着するどころか、そこにいる「人たち」を知らず知らずのうちに「客(モノ)」としてみてしまっています。その結果、下記のような状況からいつまでたっても抜け出せません。

  • 働いている人が地域のことをまったく知らない
  • 働いている人が地域に愛着がない
  • 地域の人がその会社の存在を知らない
  • 地域の人がその会社に愛着がない

このように「地域密着」という大義名分をつくって商圏を絞り込んだにも関わらず、存在さえ知られないという残念な結果になってしまいます。

ヘタな営業活動より徹底した地域コミュニケーション。

営業活動エリアを限定すれば、その分、密度の濃い活動ができます。たとえば地域の行事に参加したり、地域のイベントに出店したり、地域の中に集中的に看板を出したり、地域の情報を収集して発信したり、地域で暮らしたり…いろいろなことが考えられます。そうして地域に入り込むことによって、地域住民と深い関係性をつくっていくことができるのです。その結果、地域に受け入れられ、溶け込むことができたときにはじめて「地域密着企業」だと言えるのだと思います。

本当の「地域密着」を実現できている企業は営業活動など必要ないのだと思います。日々、地域の人と接点をもち、コミュニケーションをとり続けることを徹底して、地域の一員になるくらいにまで関係性ができ上がれば、必要なときにお客様から足を運んでもらえるようになるのです。

せっかく何かの縁で地域で商売をすることになったのなら、営業活動が必要なくなるくらいまで徹底して、究極の「地域密着」をめざしたいものです。

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